クリニークデュボワの美容整心メンタル科は身体醜形障害、美容整形セカンドオピニオンなど外見・美容の悩みや生きる悩みなどにお応えする心療内科です。

クリニークデュボワの心療内科・美容精神科・形成外科
美容整心メンタルこころの研究室

美容整心精神医学Cosmetic Orthopsychiatry:COPの臨床-美容整心(コスメチックオルソー)メンタルクリニックの概念とシミュレーション

前記した美容整心精神医学の概念を実践するために、美容整心(コスメチックオルソー)メンタルクリニックを仮想し、何をどう行うかを私なりに考えると、以下に述べるようなものになります。

対象となる人は
*「外観、美容の悩み」を持つ人
 悩みが、了解可能な正常な悩みであるのか、あるいは身体醜形障害、強迫性障害、不安障害、気分障害、パーソナリティ障害等による通常の理解を越えるものであるかを診断し、その境界領域であれば、美容整心精神医学的なアプローチでサポートを行い、精神障害の範疇に入れば精神医学的な治療を行います。

また、「外観の障害及び悩み」の実際的、具体的な対応としては、形成外科的、あるいは美容外科、美容皮膚科的な治療の適応について相談にのり、精神医学と形成美容外科の両者の立場から的確な治療方針を提案します。
<形成外科患者の術前術後のメンタルケア>
程度にかかわらず、形成外科患者は外観の障害と身体的自己喪失という精神的なストレスを必ず持ちますから、患者の社会生活を精神的に支えることは、形成外科的治療を円滑にし、かつ、手術治療の効果も高め、患者の社会復帰をスムースにします。

また、形成外科医としての立場から、形成外科的治療のセカンドオピニオンの相談にも乗ります。
美容外科手術(美容皮膚科的施術)に行く前、術後の悩みの相談
① 手術(施術)希望の判断が、冷静正常な精神状態でおこなわれているか、背後に隠れた精神のアンバランスや偏りによるもの(精神波の失調状態))ではないか、あるいは、病的な思考による判断ではないかの診断をします。
 当事者のみならず、家族、周辺の人達の相談にも応じます。
② 希望する手術(施術)が医学的に適応があるかを、(当事者間ではない)中立的な立場で形成外科、美容外科、精神科の専門的な意見をセコンドオピニオンとして提示します。
③大学病院、基幹病院、個人クリニックにかかわらず、希望に沿った最適な形成外科医、美容外科医、美容皮膚科医を紹介します。
④ 術後の悩みの相談にも乗り、解決の方策を提案します。
*「リストカットなど自傷行為」を繰り返す人
 自傷行為のキッカケとなる心理的要因を判断し、背景に精神医学的治療の必要な精神障害の有無を診断します。

 境界領域なら、援助者としての姿勢を揺るがせずに、整心精神医学的なサポート、治療を行います。
 入院治療などの必要に応じて、精神科専門病院、大学病院精神科などを紹介します。
 また形成外科医の立場から、自傷の瘢痕の形成外科的治療の相談にも応じます。

*「生きがい、やる気の喪失」など実存的な悩みで生活に支障のある人
 心理的要因が、霊性領域の悩みにあるのか、うつなど気分障害、パーソナリティ障害あるいは適応障害などの精神症によるものかを診断し、境界領域なら整心精神医学的なサポート、治療を行います。精神症であるならば、精神科的治療を行います。

整心精神医学の治療法
 整心美容精神医学は新しい概念の医学分野ですから、前述したような理論を踏まえ、これからクライアントと手を携えて、より有効な方法を探究し、樹立してゆくのが基本的なスタンスとなります。

 整心精神医学は、原則として精神障害ではない、境界領域の人を対象とするので、精神医学的な治療は基本的には適応されません。
 自律統合性機能の機能不全による精神波、身体波のリズム、共振の失調を原因と捉える観点から、自律統合性機能AIFの強化を図り、物質波、精神波のリズム振動の回復を図るのが治療の根本理念になります。
 AIFの失調に最も直接的に大きくかかわる免疫力の回復強化が治療の基本で中心となり、それによってレジリアンス(精神の打たれ強さ)の強化を図って行きます。
 人の健康は、心身一体的holisticな心身相関であるという認識からも免疫力は、心の免疫力、身体の免疫力の双方を強める必要があると考えています。
 免疫力は、神経系、内分泌系、免疫系が非線型的に相互に影響しあって維持されますが、心の動き(感情の変化)も免疫(特ににナチュラルキラー細胞)に大きな影響を与えるとされます。
 臨床心理学的な手法で、心が安定した向上性のある状態(整心)、ポジティブ思考になるように持って行き心の免疫力を高め、生物学的な手法で身体的免疫力を高めて相乗的にAIF強化をはかるようにします。
まずは以下のような治療法を行います。
1) 生活療法
 なるべくストレスを感じない生き方、楽しく生きる、ポジティブな考え方をするという生活の在り方を目指すのが生活療法の原則となります。

 *生活リズムの回復
  日内リズムの乱れは体内時計を狂わし、精神波を乱し、AIFの機能を弱めます。事実、日内リズムの変調が免疫力を低下させるとしたエビデンスを言う論文(ナチュラルキラー細胞にも日内リズムがあり不規則な生活はナチュラルキラー細胞活性が低下する。)もある。従って、昼夜逆転のような生活を正し、免疫力を高めることを基本として捉えます。

 *「ルティーンの習慣」を身に着けることで生活リズムの習得を獲得するようにします。何をすべきか迷い、悩むことから解放され、継続できればある種の達成感から自信が生まれてくると期待します。
 (プロ野球選手のイチローの厳格にルティーン化された日常生活が、彼の業績の基礎となっていることは有名です。)
*脳のリセット
 持続するストレスは脳から視床下部へ伝わり、自律神経系,視床下部・副腎皮質系を介して免疫力を下げる(言い換えればAIFを機能不全にする)ので、神経系、内分泌系、免疫系の調和の乱れ(すなわちAIF機能不全による精神波、身体波のリズムの失調)をリセットします。ストレスの刺激をいったん遮断して、AIFを回復させ、免疫力を高め、狂った生活リズム、精神波のリズム失調をリセットするようにします。3者の統合機能が前頭葉にあるとされるので、ストレス刺激を遮断する、脳をリセットする有効な方法を見つけていきます。

 脳をリセットする方法としては、「笑う」、泣くなど感情の放出、運動や趣味の没頭などが言われていますが、クライアントと一緒に、本人に合った方法を根気よく見つけスイッチが入るようにしていきます。
 種々の芸術療法も考慮します。
*サイモントン療法
 ネガティブ思考の精神的ストレスは免疫を著しく弱めるので、「良いイメージを想起するサイモントン療法」を取り入れ、楽観的なポジティブ思考のライフスタイルを目指すようにします。

免疫学的精神療法、カウンセリング
 精神神経免疫学を念頭において、ツゥーパーソンサイコロジーの理念に則って森田療法、認知療法を基礎に置いた精神療法、カウンセリングを行っていきます。

 外から個の心理を見るというフロイト以来の臨床心理学ではなく、個と治療者が一体となった、相互が関係性の中で存在するという、コフート、ストロロウの量子論的(重ね合わせ、多世界的解釈)な考えに同調するからです。

食事療法
 免疫力を強化することを基本的な考えとして、分子整合栄養医学(モレキュラーオルソー栄養学)に基づいた食事療法を指導していきます。

 分子整合栄養医学とは、ノーベル化学賞のライナス・ポーリングが提唱した、身体(脳)を分子のレベルで考えて栄養状態を調べ、不足している栄養素を見極め、それを補うことで精神障害を治療しようとするものです。

 また、腸内細菌叢の減少が、免疫力を弱め、アレルギー、自己免疫疾患やうつ病、心の不調を増加させたとするという臨床報告に基づいて、腸内細菌叢善玉菌を増やすような食事指導も行います。

サプリメント
 免疫を強化する有効なサプリメントがあれば、クライアント本人の有効性を確認の上使用して行きます。

)芸術療法として「化粧療法」、「生け花療法」
 現在の芸術療法として代表的なものでは河合隼雄の「箱庭療法」や、音楽療法などがありますが、私は形成外科医としての経歴から「化粧療法」を行いたいと考えています。現在、化粧美容業界でも化粧療法と称し、化粧で障害者や高齢者の意欲を高め、生活の質向上が図れるとする運動があるが、ここで言う化粧療法とは、化粧の状態でクライアントの心理背景を読み取り、それを本人の気づきに導き、(あるいはただ化粧をする行為によって、)正常化への道筋をつけようとするものです。あるいは化粧行為の中で、脳のりセットをはかることで、免疫力を高め、心の整心に導こうとするものです。

 また、花を生けることで、自然の美や安らぎに触れ、作る創造性の刺  激が脳のリセットのスイッチとなるよう指導する生け花療法も考慮しています。

薬物療法
 原則として薬物は使わないこととし、応急的に必要な場合は、精神薬理学を基礎に、効果が十分期待できる場合に限って、必要最小限の薬物療法も併せて行う事があります。

 現時点では、以上のような考えに基づいて、美容整心精神医学の実践をはかって行こうと考えています。ご批判、ご助言などご意見を頂戴出来れば有難く思います。